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高学歴・高年収の女性が結婚できなくなる構造

キャリアウーマン
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こんにちは。ひかりんです。
高学歴の女性が婚活で自分と同等以上の男性を求めるのは高望みですか?というご質問を受けました。この質問が高学歴・高収入の女性が結婚できなくなる構造を解説するの適していたので今回は質問をピックアップして詳細解説をしたいと思います。

質問

こんにちは。私は地方上位国立大卒の28歳、年収600万の女性です。
社内で良い出会いがなく、あまり活動的でないこともありプライベートでも出会いがないためマッチングアプリを使っています。しかし半年経過しても良い男性に中々巡り会えません。結婚相手に求める条件は年収・学歴ともに自分と同程度またはそれ以上です。(私立なら間関同立やマーチ以上)自分と同程度の男性と結婚したいというのは高望みなのでしょうか?

このままマッチングアプリを続けても出会いがなさそうなので結婚相談所の登録も考えています。相談所に入れば良い出会いがありそうかも知りたいです。とても困っています。

質問内容を要約すると次の2つですね。

  1. 結婚相談所に入れば同程度以上の男性に出会える機会が増えるか
  2. 自分と同程度のスペックの男性を狙うのは高望みなのか

それぞれの質問について回答していきます。

 

高学歴・高年収の女性が同等以上の男性を狙うのは高望みになりやすい

結論からいうとぶっちゃけ人によるのですが、質問者様の場合は質問文を読む限り高望みをしている可能性が高いです。

理由は3つです。

  1. 高学歴になるほど自分と同等以上の男性は少なくなる
  2. 女性の年収・学歴は男性から評価されない
  3. 職場などの身近な男性とマッチングできてない

1.自分と同等以上の学歴・年収の男性は相対的に少ない

自分と同等以上の相手を望むということは自分の学歴や年収が上がるほど対象者数が減っていくことを意味します。

ある女性の学歴が日東駒専だとして、自分と同等以上の学歴を望むとすると日東駒専の偏差値はだいたい50前後なので、大卒者の男性のうち50%が結婚の対象になります。

逆に言えば半分の男性は学歴だけで対象外になります。さらに大学進学率は60%程度なので60%×50%=30%と同世代全体で考えると日東駒専は上位30%の学歴になります。

日東駒専卒の女性は自分は偏差値50程度の普通の学歴と認識していることが多いのですが、自分の学歴と同等を求めるだけで婚活市場全体にいる男性の70%が対象外になってしまいます。

これが質問者様の条件であるマーチ以上であれば大卒の上位15%、同世代全体の9%の存在になります。婚活市場にいる男性が日本の男性の平均分布に従っているとすると90%以上の男性が学歴だけで対象外になります。

更に厳しい現実として男性の学歴と既婚率は高い相関があります。
このため、高学歴の男性は婚活市場に出るまえに売れてしまうことが多いので、市場にいる高学歴の男性は実際の比率よりもかなり少ない現実があります。

年収も同様です。20代後半の男性の平均年収は地域によって異なりますが、都内で480万円、全国平均で400万円程度です。そして25歳~35歳で年収600万を稼いでいる未婚男性は3.5%しかいません。

つまり世の中全体でみたら20代後半で高学歴かつ年収600万円以上の男性は希少であることがわかります。しかし質問者様やこの記事を読んでいる高学歴・高年収の女性は「そうはいっても私の周りには自分以上の年収の男性は沢山いるけど?」と思ったのではないでしょうか。その気持ちはよくわかります。実際にあなたの周囲に同等以上の年収の男性が多いのも不思議なことではありません。

これは日本社会では歳を重ねるに連れて似た者同士で社会を形成するようになるからです。
高学歴の女性は学生時代からの友人も年収が高い傾向があり、同僚や同僚の友人も年収が高いため、年収600万円程度を稼げるのは当たり前と考えてしまうのです。実際に自分の普段関わる世界において出会える男性の年収は高いので出会いという点では高望みではないようにみえます。

しかし結婚相談所やマッチングアプリでは別です。全国の様々な属性の男女が集まっているのでその年収や学歴分布は活動地域の統計データに近づきます。

つまり「結婚相談所に入れば今よりも同程度以上の男性に出会える機会が増えるか?」という質問はNOになります。

そして実際に高学歴の女性の周りには自分と同等以上の学歴・年収の男性と出会える環境が他の女性よりも圧倒的に整備されています。職場の同僚や学生時代の友人の紹介などで出会いをつくることは十分に可能です。

つ高学歴・講習な女性は婚活市場ではなく、自分の行動半径の男性から選んだほうが希望に合った男性に出会えるのですが、周囲で見つからないから学歴の女性が婚活市場に参入してくる高学歴・高収入の女性は少なくありません。

その理由として大きいのが、男性と女性は結婚相手選びの評価ポイントの違いです。

2.女性の年収・学歴は男性から評価されない

女性が質問者様と同様に自分と同等以上の年収や学歴を求める上昇婚志向の傾向がある一方で、男性は女性ほど結婚相手の年収・学歴を重視しません。
もちろん全く気にしないわけではありませんが、年収については二人の年収を合わせて世帯年収として十分な生活があれば良いと考えてる方が多いです。

学歴についても男性本人が高学歴になるほど相手にも学歴を求める傾向はあるものの、自分と同レベルのような相対的な水準ではなく、一定以上の学歴があればそれ以上は不問という方が殆どです。

つまり女性は高学歴であることと高年収であることのどちらも狙っている層の男性を射止める上で評価されません。男性は女性に求める学歴・年収の最低ラインがかなり低く、かわりに女性としての魅力が高い人を選びます。

そして年収600万円のアラサーの独身男性は上位3.5%です。オープン市場である婚活市場で年収600万円の女性が同世代の男性に自分以上の年収を求めるということは、自分の女性としての魅力が上位3.5%に入っていないと釣り合わないことになります。

女性は東大卒だろうが年収1000万円だろうが女性としての魅力が上位3.5%に達していなければ年収600万円のアラサー男性を望むのは婚活市場では高望みなのです。同時に質問者様の女性としての魅力が上位3.5%に入っているのであればそれは高望みではないということになります。

3.身近な男性とマッチングできていない

高学歴・高収入の女性を取り巻く環境は一般的な女性と比較して

  1. 周囲に高学歴・高収入の男性が多い
  2. 男性比率が高いので競争がゆるい

と、普通の女性よりも高学歴・高収入の男性をゲットしやすい環境にいます。

婚活市場では女性として上位3.5%に入る必要がある一方で、行動範囲にいる同等以上の男性を捕まえる難易度はそこまで高くありません。殆どの男性はまずは身近な人から恋人・結婚相手を探し、みつからなければ婚活するからです。

日本はまだまだ男性社会であり、高収入が得られる仕事は圧倒的に男性比率が高い職場が多いです。質問者様が高学歴・高収入の仕事についているのであれば、このように恵まれた環境のなかで相手が見つかっていない時点で、魅力が不足している可能性が高いのです。

高学歴・高年収の女性が結婚する方法

ここまでの話を整理すると自分と同等以上の学歴・年収を男性を必須条件にすると自分が高学歴・高年収になればなるほど対象となる男性の数は減少していきます。
その一方で男性は女性の学歴や年収を気にする人が相対的に少なく学歴や年収よりも女性としての魅力を高く評価します。

このように男性と女性では選好の非対称性があることからあなたの労働市場における社会的価値が婚活では対して役に立たないという現実に直面します。

これが高学歴・高収入の女性が結婚できなくなる構造です。対応策は次の2つです。

  1. 自分と同等以上という条件を外す
  2. 自分の魅力を周囲の多くの男性から求められるまでアップする

条件を緩和すれば対象になる男性は劇的に増えます。
女性視点で自分と同等以上でなければいけないという条件をある意味で常識と考えている方も多いですが、男性視点では自分と同等以下の相手と結婚するということを意味します。
同等以上はあたりまえ!という価値観は男性は同等以下と結婚するのがあたりまえ!という価値観とも言えます。

自分以上という価値観ではなく、結婚生活にいくら必要でそのために夫にはいくら稼いでもらう必要があるかという視点を持つことが大切です。また結婚はファッションではありません。学歴よりも人間性のほうが大切です。一定以上の学力や頭の良い人が良いので学歴を求める方もいますが、それは相手の良さを普段の会話や行動から見抜けないと言ってるようなものではないでしょうか。

いや、それでも同等以上が絶対のいい!妥協したくない!という場合は自信の魅力を上げていくのしかありません。自分が高学歴・高収入だから相手も同程度をという理屈は婚活では通じません。男性に高学歴・高収入を求めることができる女性は婚活は女性は美人で性格もよくなくてはいけないのです。

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